読み上げパネルの作り方

 読み上げパネルを作るには、パネル(画像ファイルとtblファイル)と、読み上げ用の音声データが必要です。

 1.パネルの画像を作る

パネルの画像を作る方法はいろいろありますが、主なものとしては、(1)Rectangles.exeを使う、(2)Excelを使う、の二つが考えられます。

(1)のRectangles.exeは、当サイトの「ダウンロード」コーナーの「その他」に入っていますので、それをダウンロードしてお使いください。このソフトは、画像の枠部分(Rectangles.bmp)を自動的に作ってくれますが、文字や装飾部分はペイントソフトで作成する必要があります。

(2)のExcelは、もともと表の作成が得意なソフトですので、文字パネルの作成にはぴったりです。ここでは、Excelを使って作成する方法を説明します。

1-1 エクセルで表をつくる

エクセルで下のような表を作ります。フォント、フォントサイズ、文字色、枠線の色、背景色などは、使う方が少しでも見やすいよう、コントラストや配色にも留意して、決定します。


1-2 画像の大きさの決め方

セルのサイズはPCのディスプレイの解像度に合わせて決めて下さい。例えば、15.6インチのノートPCだと、1366×768くらいですので、横幅のトータルが1300くらいまで、縦のトータルが500くらいまででしょう。上のサンプルのようなパネル(10列×5行)なら、1マス(セル)のサイズは横90~120×縦80~100くらいでしょうか。

少しでも見やすくするためにはサイズが大きいほうがいいですが、視覚に頼らず主に音声でHeartyLadderを操作する場合は、パネルのサイズは小さくてもかまいません。そうすると、入力後の文章を表示する「文章入力エリア」を広くとれますので、大きな文字を表示することが可能になります。

ただし、画面上にパネルを表示する大きさは、後から自由に設定出来ますので(極端に大きくすると字がぼやけ、極端に小さくすると字がつぶれる恐れはあります)、それほど神経質になる必要はありません。

1-3 画像ファイルに変換して、保存する

完成したら、表全体をコピーして(表部分を対角線方向にドラッグして、右ボタンからコピーします)JTrim、ペイントなどの画像処理ソフトに貼り付け、サイズを確認し、必要があればサイズを変更した上で(Excelでこの方法で貼り付けると、表全体のサイズが縦横が1ピクセル大きくなりますので、調整します)、bmpファイルとして保存します。ファイル名は特に制約はありませんので、自由に決めて構いません。

 

2.tblファイルを作る

2-1 使用ソフト

tblファイルを作るのに使うソフトは、エディタやメモ帳などが便利でしょう。wordはこういう作業にはあまり使いやすいとは言えません。シンプルにテキストデータをいじれるソフトが向いています。

2-2 tblファイルの構造

tblファイルは以下のように記述します。


2-2-1 1行目の意味

1行目は使用するパネル画像のファイル名です。1-3で画像を保存した際のファイル名をここに書いてください。

2-2-2 2行目の意味

2行目はパネル画像の一コマ(エクセルのセル)の横幅、高さ、横のコマ数、縦のコマ数です。

※この後に、「,100,90」をつけて、

91,86,12,5,100,90

のように書くと、もともと1コマ91×86の画像を、1コマ100×90で表示させることができます。この機能を使うことで、ディスプレイの解像度や入力文字の大きさに応じて、パネルを一番見やすいサイズに変更することができます。

2-2-3 3行目以下の意味

3行目以下が、文字パネルに対応する入力文字やコマンドを規定した部分です。

このサンプルは文字入力部分しかありませんので、コマンドは記述されていません。

全角の「あ」「い」・・・が入力される文字、その後の「tT」はおまじない(スペース埋め)です(1コマにつき、半角4文字分までの記述が可能です。それを利用して、オプションなどを指定します)。

右下の「"」(全角かなの「"」+半角スペース+半角スペース)は「濁点、半濁点、小文字」に変換する機能キーです。例えば、「つ」を入力した直後に右下のキーを入力すると、「つ」→「づ」→「っ」→「つ」のように変わります。

2-3 tblファイルの保存

これで、パネル側は完成です。HeartyLadder起動時には「50音.tbl」(デフォルト)か「50音mini.tbl」(文字の少ないパネルが指定されているとき)が読み込まれますので、tblファイルは「50音.tbl」という名前で保存して下さい。

なお、tblファイルの文字コードは、Shift-JIS(「メモ帳」ではANSIという表記になっています)にして下さい。他のコード(EUC-JP、UTF-8など)ではエラーが生じます。

保存場所は、「ドキュメント」→「HeartyLadder」→「パネルデータ」ですが、そこにすでに別のデータが入っている場合は、「ドキュメント」→「heartyLadder」の中に、違う名前(「パネルデータ_○○」)のフォルダを作ってそこに入れます。「パネルデータ_○○」の形式のパネルデータは「環境設定」の「モード切替」タブの「パネルのフォルダ」で簡単に切替が出来ます。

パネル画像も、tblファイルと同じフォルダに保存しておきます。

 

3.音声データを作る

3-1 パネルと音声データの対応関係

パネルを読み上げさせるために、音声データが必要です。音声合成ソフトで作ってもいいですし、ご自分の声を吹き込まれても、もちろんOKです。

パネルの各コマと、そのコマの読み上げファイルの関係は下図のようになっています。

左からp0-00-××.wav、p0-01-××.wav、p0-02-××.wav・・・、縦は上からp0-00-00.wav、p0-00-01.wav・・・となります。今回のパネルでは左上、「Aのイ」の位置が「あ」ですので、p0-00-00.wavに「あ」の音声を登録します(「あ」の音声を、p0-00-00.wavの名前で保存します)。「ろ」であれば、「Iのホ」ですから、p0-08-04.wavになります。

 

3-2 行(列)読み用の音声データ

スキャンモードでは、「横からスキャン」の場合(デフォルト)は、上の図でいうと、A、B、C・・・の順に列を読みます。各列の読み上げ用の音声は、左から(つまり、Aから)、p0-00.wav、p0-01.wav、p0-02.wav・・・に登録します。例えば、Dのところは「た行」ですので、p0-03.wavには「たちつてと」とか「た行」という音声を入れておきます。

「環境設定」の「モード切替」で、「縦からスキャン」にチェックを入れた場合は、イ、ロ、ハ、ニ、ホと読みますので、これに対応する音声ファイルに「あ」「い」「う」「え」「お」などの音声を入れて置きます。縦読みの場合は、イがp0--00.wav、ロがp0--01.wavのように、ファイル名にハイフンを二つ入れます(横読みの時は、p0-00.wavのようにハイフン一つです)。

3-3 音声データの保存

こうして作った音声データを、パネル画像とtblファイルが入っているフォルダに、tblファイルの名前(拡張子は不要)と同じ名前(たとえば、「50音.tbl」なら「50音」 )のフォルダを作って、そこに入れます。

 

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